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執筆者の写真たろまろ

まろの叫び

 書籍になった『八月三日』を手に取ると、改めてコトの大きさと感動に全身がブルブル震えあがりました。想像を遥かに超える出来栄え! 表紙、帯びを堪能して……そっと表紙を開きグアッ! と開眼! 文字通り目を剥いた! 見返し部分のイラスト! そこに添えられた文! 


 清々しく爽やかで、優しい。


 物語を反映しているイラストがお出迎えしてくれました。


 このイラストを見てるだけで、主人公二人の出会いや過ごしてきた日々。想いや決断。物語の感動が脳内に蘇ってきます。それはもう、映画でも観ているような。いや、大満足の映画を見終わったあとの気持ち良さと同じ感覚でした。まだ見返しなんだけど。作者だからこそかもしれないけど、本文に到達する前にこれ程の感動を得られるとは。


 扉の次の目次、第一章見出しページのデザインもとってもカッコイイ!


 とりあえず、楽しみだった苑生先生の挿絵を見たくてパラパラとページを捲る。挿絵はラフでいただいていたんですが、完成品にまた衝撃を受けました! キャラの表情が凄くいいんです! それに、この物語は白崎というキャラクターが出て来きます。その白崎の高校生時代、現代、平行した現代と三つの同一人物の書き分けが、物語の背景に忠実で素晴らしいんです! プロの漫画家さんの凄さを痛感しました。登場人物の外面だけでなく、内面までもがイラストで表現されているんです!


 私は文章を書く上で、臨場感や迫力を常に意識し特に大事にしています。こだわっている本人も大満足。空気感や雰囲気もバツグンでそれらがバシバシ伝わってくるイラストで感服しました。


 そして、文章に目を向ければ……。読ませますね。(←自画自賛)


 執筆してからというもの、もう何十回と読んでいる物語だけど、グイグイ読ませます。手前みそとは思いますが、読みやすく、スッと物語の中に引き込む。爽やかでいて、でも、綺麗ごとじゃなく、辛い事や苦しみをリアルに書いた。登場人物の切なくも、優しく温かい想いに溢れた物語。胸を張って言える、自信作です!


 今回、見本を手に受け取り改めて思った。本って凄い! 


 編集Nさんや苑生先生、その他の書籍制作に携わってくださった方々の力の集結がこの一冊なんだと、初めてのスケールの大きい感動を体感しました。本当にありがとうございます!



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